安野山 善福寺.com 福井県
福井市大森町の天目山ふもとの安野谷(あんのたん)に、天台宗の寺があったとされる。1594年に寺を再建し真宗高田派に属したが、江戸時代はじめに真宗誠照寺派となった。1754年に安野谷から現在地へ移った。
真宗誠照寺派とは
真宗誠照寺派(じょうしょうじは)は10ある伝統的な浄土真宗宗派の一派。福井県にある浄土真宗越前四箇本山のひとつ。
- 真宗誠照寺派:本山誠照寺
- 真宗出雲路派:本山毫摂寺
- 真宗三門徒派:本山専照寺
- 真宗山元派:本山證誠寺
1208年に浄土真宗の宗祖親鸞聖人は、京都から越後(新潟県あたり)への流罪が決まった。
その道中に越前国(福井県)の上野ヶ原(うわのがはら:現在の鯖江市)の豪族波多野景之の別荘に滞在し、弥陀本願念仏の要法を説いた。これが親鸞聖人による浄土真宗の最初の説法の地とされた。親鸞がこの地へ輿車に乗ってきたことから、最初の説法の地を「車の道場」と呼び聞法の場とした。
そののち波多野景之は、親鸞の子である道性上人を養子に迎える。
1279年、道性の子の如覚上人の時、車の道場が手狭になり現在の地に堂宇を建て、後二条天皇より「真照寺」の勅額を賜る。
1437年ごろ第7代秀応上人の時に、後花園天皇より「誠照寺」の勅願を賜り、誠照寺と改めた。
江戸時代の1693年には天台宗に属したが、1878年に真宗誠照寺派として独立を果たす。
宗派名 | 真宗誠照寺派 |
本山 | 誠照寺(上野山誠照寺) |
本尊 | 阿弥陀如来(閻浮檀金手引阿弥陀如来) |
寺数 | 50弱 |
住所 | 福井県鯖江市本町3丁目2-38 |
公式サイト | 本山誠照寺 | Honzan-Jyosyoji |