目次
当ウェブサイトの目的
当ウェブサイト(お寺リンク集)は、インターネット上に存在する寺社仏閣や僧侶らのウェブサイトが配信するRSSフィード情報をまとめたサイトである。
一括にまとめ、新しい情報を確認しやすくすることと、積極的に情報発信をしている寺社仏閣や僧侶を知る手がかりとする目的がある。
RSSとは
RSSとは……Webサイトのニュースやブログなどの、更新情報の日付やタイトル、その内容の要約などを配信するため技術のことです。
……お気に入りのWebサイトのRSSを登録することで、わざわざお気に入りのサイトへアクセスしなくても、更新情報や新着情報をチェックすることができます。
RSSって何?RSSの仕組みを理解し、RSSリーダー「Feedly」を使ってみようより『株式会社アーティス』
RSSは著作権侵害にならないのか
- 法律的にRSSフィードが著作物となるのだろうか。
- 著作物には創作性がなければならない。RSSフィードに創作性はあるのだろうか。
- RSSにより得た記事タイトルリンクには著作権があるのだろうか。
経済産業省は『電子商取引及び情報財取引等に関する準則(PDF)』に次の説明をしている。
インターネット上において、会員等に限定することなく無償で公開した情報を第三者が利用することは、著作権等の権利の侵害にならない限り、原則自由
・ただしリンク先の情報を
「Ⅱ-2他人のホームページにリンクを張る場合の法律上の問題点」より
ⅰ)不正に自らの利益を図る目的により利用した場合
ⅱ)リンク先に損害を加える目的により利用した場合
など特段の事情のある場合は例外的に不法行為責任が問われる可能性がある
原則、リンクを張る行為自体は著作権法違反とはなりません。
では著作権の侵害についてはどうだろうか。著作権の線引きをどこでするかという問題について、次の具体的な判例「読売オンライン記事見出し事件」を紹介します。
読売新聞東京本社(原告)がデジタルアライアンス(被告)に対して、ヨミウリ・オンライン(YOL)の記事見出しを無断で複製するなどして、著作権を侵害したと訴えた事件である。
「YOL見出し」は、それぞれありふれた表現であり、創作性を認めることはできないから、著作物とはいえないと認定した
「YOL見出し」が原告自身がインターネット上で無償で公開している情報であるから、著作権法によって原告に排他権が認められない以上、第三者がこれを利用するのは自由であると認定し、被告の複製行為は不法行為を構成しないと判断した
「HP上の記事見出し事件:東京地裁」より『牛内外特許事務所』
東京地裁平成16年3月24日判決(ライントピックス事件)があります。ヨミウリオンライン(YOL)の見出しについて創作性を認めず、著作物性を否定しています。
東京地裁の判決をみる限り、見出し部分のみについて著作権を主張するのは難しいと判断されている
「RSSと著作権判例」より『筑波アカデミア法律事務所』
インターネット上に公開されているRSS情報を利用するのは問題ない。また見出し部分のみであれば、著作権侵害には当たらない判例がある。
当ウェブサイトのルール
掲載のルール
- ブログやホームページに関連付けられているRSSフィードを取得する
- 寺院や僧侶のウェブサイトに対して、直接のリンクは掲載しない(ウェブサイトが存在していても、RSSが取得できない場合はリンクを掲載しない)
- 著作権に配慮し、RSS全文配信、抜粋、アイキャッチ画像は公開しない
- 直近最大3記事までの見出し、日付、投稿者名のみ掲載する
- すべての外部リンクは新しいウィンドウで開き、rel属性に「noopener noreferrer」をつける
- およそ2年~3年以上、更新情報のないRSSは除外する(例外あり)
- 事務報告のみ、スパムのようなRSSは除外する
- 表示順は、寺院名もしくはウェブサイト名のアルファベット順とする
- 1つの寺院が複数のウェブサイトをもつ場合、更新頻度の高いものもしくは宗教法人の代表者(住職)を優先し、1つのみ公開する
- RSS配信者(各ウェブサイトの管理人)からの削除申し出がある場合、速やかに対応する
おすすめページのルール
- 継続して、一か月あたり4回以上の新しい記事が書かれていること
- 単なる日記や事務的な報告など、数行で終わる文章や読者が限定される内容でないこと
- 仏教に関する話題が中心で、有意義な情報を発信できていること
これらの基準から、管理人の独断でおすすめが選ばれている。
すべてのウェブサイトは公開できない
多くのウェブサイトでは最新の投稿情報をRSSというフィード形式で配信していますが、RSS配信を停止しているウェブサイトもあります。RSS配信を停止しているウェブサイトは公開できません。また外部からのRSSフィード直接読み込みを拒否しているウェブサイトもあります。
WordPressというブログソフトウェアを利用しているウェブサイトでは、固定ページのRSS配信はありません。固定ページで新しい記事を書いているウェブサイトは公開できません。
質問と回答
なぜ私の檀那寺・菩提寺が載っていない?
考えられる理由はいくつかあります。
- 管理人の私が存在を把握できていなかったこと
- ウェブサイトが存在していても、RSS配信を行っていないこと
- 上記のルールにあるように、更新が2年以上にわたり停止していること
- リンク拒否の申請があったため
どんなに作りこまれた魅力的に見える寺院のウェブサイトであったとしても、ウェブサイトへの直接のリンクはしません。あくまでも、RSS配信された記事タイトルのみにリンクします。
恣意的に掲載するサイトを選んでいないですか?
恣意的に(何らかのルールや論理に基づかず、自分自身の思うがままに)選んでいません。上記の「当ウェブサイトのルール」にあるように、ルールに基づいています。
しかし当ウェブサイトは意図的に(目的をもって)運営しています。冒頭の「当ウェブサイトの目的」にあるように、『一括にまとめ、新しい情報を確認しやすくすることと、積極的に情報発信をしている寺社仏閣や僧侶を知る手がかりとする』という目的もって、インターネット上に公開されているRSS情報を掲載しています。
載せてほしいサイトがある
当ウェブサイトのルールに当てはまっていれば、当ウェブサイトの管理人が判断し掲載します。該当のウェブサイトを『連絡 / 問い合わせ』より、お知らせください。
RSSのマークを表示をしているのに掲載していないサイト(gooブログ)があるのはなぜ?
当ウェブサイトは、オープンソースのブログソフトウェアのワードプレスを利用しています。バージョン5.2以降に標準搭載されている「RSS Feed」ブロックを利用して、RSS配信された記事見出しをリンクしています。
gooブログのように一部のブログサービスでは、RSS配信をしていますが、ワードプレスからのRSSフィード直接読み込みを拒否しています。
外部サイトでの記事表示を拒否していると判断し、それらのウェブサイトのRSSは掲載していません。gooブログのお寺・お坊さんブログが掲載されていないのは、この理由のためです。
RSSフィードを公開しているのに、なぜ私のウェブサイトは公開されていないの?
当ウェブサイトは、オープンソースのブログソフトウェアのワードプレスを利用しています。バージョン5.2以降に標準搭載されている「RSS Feed」ブロックを利用して、RSS配信された記事見出しをリンクしています。
貴サイトのRSSフィードを実際に表示しますと、次の結果になります。
RSS エラー: This XML document is invalid, likely due to invalid characters. XML error: Invalid character at line 1206, column 35
これはRSSにXMLエラーが発生しており、正常に外部表示できなくなっているのです。
XMLエラー原因は色々考えられます。以下、代表的なエラー例を挙げます。
- 通常では見えない文字、あるいは不正な情報が含まれている
- 制御文字が含まれている
- 機種依存文字が含まれている
XMLエラーが発生する貴サイトを公開することは、当ウェブサイト利用者にとって有益ではないと管理者の私は判断しています。
RSSにXMLエラーが発生しないことを確認いたしましたら、ご連絡いただければ幸いです。
なぜお寺リンク集(RSSリンク集)を公開したのか
Googleアシスタントというデバイスを一例に挙げます。
「OK Google、ニュースを聞かせて」で再生するニュースをAIが選ぶ機能が実用化されようとしています。将来的にGoogleのアルゴリズムが、そのユーザーのGoogleサービスの利用履歴や個人情報を位置情報などを解析利用し、そのユーザーが聞きたがる興味のある最新ニュースを優先的に再生するようになります。
自分に合ったニュースを選択してくれるのは一見素晴らしいように感じます。
しかしニュースを「選んでくれる」とは、「限定される」ということにつながらないだろうか。それはインターネット上にあふれる広告も同じことだろう。検索履歴・購入履歴・サービス利用履歴などから、興味を持っているであろうジャンルの広告を何度も目に入れようとします。
自分の知りたい情報には「一覧性・網羅性」が高いことも大切ではないだろうか。AIが限定した情報は便利かもしれません。しかし特定の偏った情報しか接触できないことは、新しい発見が奪われていることにつながると私は考えます。
当ウェブサイトは全国各地の寺社仏閣が公開するRSSフィード情報を取得し、リンク集として掲載しています。
新着記事の内容・質・量は各寺社仏閣・僧侶ごとに全く違います。多様な情報が日々発信されていることを知り、また私たち一人ひとりの感性によって記事を選択し、新しい発見・出会いにつながっていくことを期待して当ウェブサイトは公開されています。
新しい発見・出会いに期待することの他、もう一点、当ウェブサイトを公開する理由があります。それは一般寺院のウェブサイト(ホームページ)・ブログの存在が知られず、インターネットの検索結果から埋もれてしまっていることです。
20年ほど前の情報ですが、浄土宗善照寺住職で浄土宗総合研究所専任研究員の今岡達雄氏が、『一般寺院におけるホームページの運用について』分析公開しました。それによると、浄土系寺院のホームページ作成比率は0%から4%ほどと著しく低いことが分かります。
Googleによるインターネット検索では、Google検索アルゴリズムが検索者にとって最も関連性の高い有用な結果を判断して表示しています。
寺院・僧侶が独自に運営するウェブサイトは、この20年でそれほど増えているようには感じませんが着実に増えています。と同時に検索結果に埋もれ、人の目に触れないウェブサイトも増えています。ここ最近では規模の大きい大手企業サイトが上位表示されているように感じます。
Google検索アルゴリズムは検索者にとって有意義なものを示しているのだろうが、一方で誰にも気がつかれない個々の規模の小さいウェブサイトも増えていることだろう。
自論だが、仏教や寺・僧侶の情報は企業ではなく、それに携わっている宗派寺院や僧侶自身が発信していくべきだと思っている。実際、宗派寺院や僧侶の発信する情報は規模が小さいながらも信頼性があり、宗派の考えに則った独自性も感じられます。
「インターネット検索では埋もれてしまうような、個々の一般寺院のウェブサイトの情報にも出あってほしい」そんな思いで当ウェブサイトは公開されています。
なお繰り返しますが、当ウェブサイトは著作権に配慮し、インターネット上に公開されているRSS情報の記事見出し部分のみを掲載しています。
寺社仏閣・僧侶のウェブサイトにはRSSフィード配信を停止していることもあります。RSS配信は効率的な情報収集の非常に便利なツールではありますが、何らかの理由で配信を停止あるいはRSSフィードを作成しないウェブサイトがあります。
寺社仏閣・僧侶のウェブサイトはまだそれほど多くありません。できることなら各ウェブサイトはRSSフィードを作成配信し、有用な情報を提供できるように努めてほしいです。
リンク掲載を希望・拒否される場合は、『連絡 / 問い合わせ』より、お知らせください。